「部屋干し臭」はなぜ生まれるの? 家の中でも悪臭を発生させない干し方はある?
雨の日や湿気の多い季節に部屋干しをすると、どうしても気になってしまうのが「部屋干し臭」です。部屋干し臭はなぜ発生するのでしょうか。また、家の中で臭いを防ぐためにはどんな干し方をすればよいのでしょうか。 本記事では、部屋干し臭の原因と、その臭いを防ぐためのポイントをご紹介します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
部屋干し臭の原因
部屋干し臭の原因は、洗濯物に残った汚れと湿気にあります。衣類には普段から皮脂や汗、ほこりなどの汚れが付着しており、これらの汚れをわずかでも残して湿った状態で放置すると、臭いを発生させる雑菌が繁殖してしまうのです。 注意したいのは、部屋干しをして、菌が活発に繁殖しやすくなる湿気がこもった状態が長かった場合です。長ければ長いほど菌が活発に繁殖しやすくなります。 晴れた日には、洗濯物に日光を当てることで消毒を行い、菌を死滅させることで臭いが発生しにくくなります。しかし、部屋干しでは日光に当たらないため、乾くまでの時間に湿気と汚れが合わさり、嫌な臭いを発生させる原因となるのです。
部屋干しのコツ
部屋干しの際、洗濯物を効率よく乾かすためには、空気がよく通るように干し方を工夫することが大切です。 ◆風に当たりやすい干し方を心がける 洗濯物を早く乾かすためには、できるだけ空気に触れる面積を増やすとよいでしょう。生地が重なった部分は乾きにくいため、干し方を工夫してください。 例えば、ワイシャツの場合は、ボタンを外して襟を立てて干すと、風通しがよくなるため早く乾きます。パンツやスカートは筒状にして干し、裏返してポケットや裏地までしっかり乾かすことがポイントです。 また、バスタオルなどの大きなアイテムはジグザグに干すことで、広い面積を風に当てることができ、完全に乾くまでの時間が短くなります。 ◆不適切な場所に干さない カーテンレールや壁沿いに洗濯物を干すのは避けましょう。これらの場所には目に見えない汚れが多く、洗濯物に再び臭いの元を付けてしまう可能性があります。 ◆干し方に工夫を 長いものは外側に、短いものは内側に干すと、アーチ状の隙間ができて風通しがよくなり、乾きが早くなります。 ◆風を利用する 風通しが悪い場所や湿気が多い場合には、サーキュレーターや扇風機を活用するのもおすすめです。洗濯物を風に対して平行に干すことで、風がスムーズに通って素早く乾かせるため、部屋干し臭の発生を抑えることができます。