【卓球】水谷隼さんのライバル。欧州卓球の皇帝、ボルへの惜別。「ゴルフではしっかり勝ちたい」
「ティモのボールは回転量がすごかった。打ち合っているとボールが上から飛んでくる」
東京五輪金メダリストの水谷隼さんが、現役時代のライバルであり、欧州卓球界の「皇帝」と称されたティモ・ボル(ドイツ)について卓球王国PLUSで書いている。 水谷さんがドイツ留学中に感じたボルの卓球スタイルは、「回転量のあるボールと高い弧線、打ち合っているとボールが上から飛んでくる」という独特な軌道が特徴であった。公式戦では15回対戦し、水谷の勝利は2回のみであったが、「惜敗した試合も多く、あと一歩の差であった」と振り返る。 ティモは戦術眼や卓球頭脳に優れた選手でありながら、普段は非常にマイペースな人物であった。食生活にも強いこだわりを持ち、アルコールも優勝時以外は飲まない徹底ぶりを見せていたという。 来年春のブンデスリーガ終了で現役を引退するボルは最近ゴルフに熱中していることを聞きつけ、水谷さんは「ゴルフではしっかり勝ちたい」と意気込んでいる。 <卓球王国PLUSより抜粋>