飯田章のMS51クラウンHT再生Proj. ホイールの次はタイヤ。飯田さんらしいタイヤはいかに?
1970年式のクラウンハードトップを手に入れてから早1年。あらゆる箇所を修復し、今回はホイール選択であった。飯田さんが決めたホイールは、人気のTE37Vであった。 【画像18枚】飯田さんがホイール(Vokk Racing TE37V)と合わせたタイヤ(ADVAN FLEVER V701)の詳細はコチラ! 【飯田章のMS51クラウン再生プロジェクト 1970年式 トヨタ クラウン HT(MS51)】 マッチングの測定を行ってから約1カ月後。多忙な合間に飯田さんがトップシークレットを訪れた。完成形のクラウンハードトップを見るのはこの日が初めて。メッキパーツを組み上げたスタイルはどうか? 悩み抜いた結果、選んだTE37Vのマッチングは? 気になることだらけだ。しかし、久々の対面となるクラウンハードトップを見るやいなや感嘆の声を上げた。 「本格的に愛車をレストアしたのは初めてですが、ここまで美しく仕上がるとは想像以上です。早く走りたいとワクワクしますね」と飯田さん。実はホイールのマッチングについてはあまりイメージがわいていなかったという。 「イマドキ風でカッコいい。ボディ形状からかハコスカっぽくも見えます。TE37Vのおかげでスポーティーさが増長されました」と笑みがこぼれる。 とはいうものの、現代のクルマと比べるとボディ剛性については十分とはいえない。使用されている鋼材そのものが異なるし、応力分散などの技術についても然り。当時としては最高峰の技術が注ぎ込まれたクラウンハードトップといえども、それは例外ではない。 それゆえタイヤ選びにも細心の注意が求められる。飯田さんが選んだのは静粛性に優れた「ADVAN FLEVER V701」。インチアップしてタイヤが薄くなった分、悪化が懸念される快適性に配慮した。楽しいハンドリングをコンセプトに挙げるFLEVER V701をチョイスしてくるあたりも、飯田さんらしい選択といえよう。 匠の手により美しくよみがえったクラウンハードトップ。路上復帰に向けた準備はまだ続く。次回は、プロテクションフィルムを施工する予定だ。 初出:ノスタルジックヒーロー 2019年10月号 Vol.195 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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