「社労士の信頼を裏切る行為」 助成金1億円以上をだまし取った罪に問われた元社労士に懲役4年6ヵ月の判決
「非正規の従業員を正社員にした」などとうその申請をし、国からキャリアアップ助成金など約1億円をだまし取った罪に問われた元社労士に対し、大阪地裁は26日、懲役4年6ヵ月を言い渡しました。 奈良市の元社労士、前田桂吾被告(40)は2016年から2019年にかけ、大阪労働局に対し、「非正規の労働者を正社員にした」などと記載した、虚偽の申請書を提出し、国から「キャリアアップ助成金」など約1億円をだまし取った罪に問われていました。 前田被告は企業に代わって助成金の支給申請を行い、支給された助成金の約2割を報酬として受け取っていたとされています。 これまでの裁判で、前田被告は起訴内容を認め、検察は懲役7年を求刑していました。 26日の判決で大阪地裁は「社労士の信頼を裏切る行為で被告の刑事責任は重く、実刑はまぬがれない」などとして前田被告に懲役4年6ヵ月を言い渡しました。
ABCテレビ