「試合に出られるように心を整えてほしい」ドジャース大谷 衝撃の水原通訳解雇に識者からも心配の声
ドジャース・大谷翔平をエンゼルス時代からサポートしてきた水原一平氏の解雇という衝撃ニュースは日本の朝のワイドショー番組も大きく報じた。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン これは20日(日本時間21日)、「LAタイムズ」「ESPN」など複数の米メディアが報じたもの。 「LAタイムズ」によると、水原通訳は大谷の代理人弁護士から、大谷の資金を違法なブックメーカーで賭けるため「大規模な窃盗」に手を染めたと告発されたという。 すでに大谷の弁護士が所属するバーク・ブレトラー法律事務所の広報担当者は「我々は大谷翔平が大規模な窃盗の被害者であることを分かり、我々はこの問題を当局に引き渡している」と声明を発表。球団側も水原氏解雇の事実を認めた。 フジテレビ系朝の情報番組「めざまし8」では21日、トップニュースで取り上げるなど、この問題を大きく報じた。同番組にコメンテーターとして出演した元NHK解説委員でジャーナリストの岩田明子氏は「一番大谷選手ご本人がショックだと思いますので、とにかく試合に集中できるように心を整えて欲しいなと思います」と選手の心中を慮った。続けて「ショックは想像を超えるものがあると思うんです」と長年苦楽を共にした間柄だけに予想以上のショックを受けている可能性もあるとした。 心配の声が上がるのも無理はない。今回、解雇が明らかになった水原氏と大谷といえば、一介の通訳の枠をこえた、信頼関係を築いていると見られていた。日本ハム通訳時代から縁を築き、メジャー挑戦時からサポート。キャッチボールの練習相手やベンチでは打席ごとにデータの確認など、常によりそう姿勢を見せてきた。 今回のドジャース移籍に際しても専属通訳の移籍も話題を呼ぶほどに、大谷からも全幅の信頼を寄せられていた。一方、今回の米報道によると水原氏自身が、すでに過去に自身の賭博負債の肩代わりを大谷に依頼したとも告白している。 いずれにせよ、大谷ばかりかチームをゆるがす大きなスキャンダル。開幕戦ではあわやホームランかと思われた大飛球を含め、弾丸ライナーで初安打を記録するなど、躍動した姿を見せたばかり。これまでも様々な苦難を乗り越えてきた背番号17だが、いよいよ始まった2024シーズンへの影響が心配されている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]