＜楽・日＞笑顔で出迎えの列に並ぶ岸（右）と今江監督（撮影・篠原岳夫）

　◇パ・リーグ　楽天5―1日本ハム（2024年4月25日　楽天モバイル） 　楽天が5連勝中の日本ハムに勝利し4位タイに浮上した。先発の岸孝之投手（39）が今季4度目の先発登板で7回118球を投げ8安打を打たれながらも1失点の力投で今季初勝利を挙げた。打っては主砲の浅村栄斗内野手（33）が今季2号3ランを含む2安打4打点の活躍でチームを勝利に導いた。 【写真】＜楽・日＞6回、万波の打球を背後でとろうとする岸（撮影・篠原岳夫） 　立ち上がりは3者連続で中飛に打ち取った岸。その裏に小郷が今季12球団初となる初回初球弾を放ち、浅村にも適時打が飛び出し2点の援護をもらった39歳右腕は、5回まで5安打を打たれながらも得点を許さず。丁寧なピッチングでゼロを並べた。6回に3連打を浴び1点を失うも、7回までマウンドに上がった岸は118球を投げ8安打1失点の力投で今季初勝利の権利を持って、8回を2番手・宋家豪に後を託した。最後は4点差がある中で則本が登板。無死満塁のピンチを背負うも何とかしのぎ切った。 　岸は07年から18年連続勝利となり、通算159勝（111敗）はソフトバンクの和田毅投手（43）を抜いて現役単独3位（プロ野球49位タイ）に浮上した。現役1位はヤクルトの石川雅規投手（44）の185勝（185敗）、2位は中日の涌井秀章投手（37）で161勝（156敗）。 　打線は初回に先頭の小郷が今季12球団初となる初球弾を放ち先制。浅村にも適時打が飛び出し2得点と幸先の良いスタート。2―0の5回には浅村が左翼席に今季2号3ランを叩き込みリードを広げた。 　▼岸　（4点リードの9回に無死満塁のピンチを背負った）則本が同点に追いつかれたらひっぱたいてやろうと思ってましたけど（笑い）。リズム良く、3者凡退を意識して。6回の感触が良かったので、交代と言われましたけど（7回のマウンドも）行かせてもらいました。（ルーキーイヤーから18年連続勝利は）チームメート、ファンの皆さんのおかげです。 　▼小郷　狙っていきました。最高の斬り込みができました。ビジターは全部勝って帰ってきます！