桑木志帆

◆女子プロゴルフツアー　延田グループ・マスターズＧＣレディース　第３日（１９日、兵庫・マスターズＧＣ＝６５０６ヤード、パー７２） 　６位から出た桑木志帆（２１）＝大和ハウス工業＝が５バーディー、２ボギーの６９で通算１１アンダー。首位と２打差３位に浮上し、優勝争いに踏みとどまった。今季２勝はいずれも初日首位発進から挙げており“吉兆データ”を味方に逆転を狙う。７０の岩井明愛（あきえ、２２）＝ホンダ＝、６８のイ・ミニョン（３２）＝韓国＝が１３アンダーで首位に並んだ。 　雷雲接近による１時間４０分以上の中断を挟むタフな一日だった。クラブハウスに戻った桑木は、憧れの先輩・吉田優利（２４）と談笑してリラックス。自身は岡山で、吉田は千葉出身だが「高校の全国大会で会って好きになった。“推し”なので、ずっと話して幸せ」とうれしそうに語った。 　再開後の５番は好機を逃すも、直後の６番から伸ばし６９。「調子はあまり良くないが、我慢した結果、バーディーが取れた」。今季２勝はいずれも初日首位からで、今回もデータを味方にしたい。前週は３位と悔しさが残った。最終日へ「メリハリのあるゴルフができたら。１番で取って流れに乗りたい」。雨の中、練習グリーンで球を転がして準備を整えた。