会津小、3年連続で全国へ 合唱コンクール和歌山県大会で金賞
和歌山県田辺市下万呂の会津小学校が、11月17日に福島県郡山市で開かれる「全日本合唱コンクール全国大会」(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)の小学生部門に出場する。3年連続3回目。このほど海南市であった県合唱コンクールで金賞を受賞した。 【雲海 秋の気配 熊野古道の眼下に、和歌山の動画はこちら】 県コンクールは、小中高校の3部門に中高合同チームを含む8団体が出場。小学生部門には会津小のみが出場し、課題曲「もし、空になれたら」と自由曲「樹形図」を歌った。 現在、会津小合唱部には3~6年生40人が在籍している。日々の練習では、声の強弱などで歌詞のイメージを表現することや、全体の集中力を切らさないための声かけを大切にしているという。昨年の全国大会は銅賞を受賞した。 部長を務める6年生の池浦亜美さんは「県大会では練習の成果を出せた。金賞と全国出場の切符をもらえてうれしい。全国では、聞いた人の心に残る歌を歌いたいし、金賞を目指したい」と意気込んでいる。 ■東陽中は関西へ 県合唱コンクールの中学校部門では、田辺市神子浜1丁目の東陽中学校が銀賞を受賞し、23日に大阪府枚方市である関西支部大会の出場権を得た。 関西大会は中学校部門、高校部門で2部ずつあり、東陽中は6人以上で出演する「中学校部門・同声合唱の部」に出場する。 関西大会で上位に選ばれると、全国大会の出場権を得る。 東陽中合唱部3年で副部長の硲かのんさんは「全員で積み上げてきた音楽を思い返して本番に挑んだ。次の大会の切符をもらえたときは本当にうれしかった」と県大会を振り返り、関西大会に向けて「機会を頂いたステージと、応援してくれる方に感謝を込めて歌いたい。課題は多いが、全国出場の枠を目指して、一回一回の練習を大切に取り組みたい」と話している。
紀伊民報