【Bellator】太田忍がアイルランドでベラトールデビュー! 8年間無敗のヌッツィと対戦「RIZINの強さ、太田忍の存在を世界に示す」=6.22 ダブリン
2024年6月22日(日本時間23日)、アイルランドのダブリン・3アリーナダブリンにて開催される『Bellator Champions Series: Dublin』に、日本から太田忍(THE BLACKBELT JAPAN)が参戦。イタリアのフランチェスコ・ヌッツィ(Aurora Mixed Martial Arts)とバンタム級で対戦することが発表された。地元アイルランドのブライアン・ムーアー欠場の代役として、ヌッツィと対戦する。 【写真】4月29日の前戦でバンタム級転向初戦の牛久絢太郎をドミネートした太田 ▼バンタム級 5分3R 太田 忍(日本/THE BLACKBELT JAPAN)6勝3敗 フランチェスコ・ヌッツィ(イタリア)10勝1敗1NC 太田は、リオ五輪グレコローマンレスリング59kg級銀メダリストで、MMA6勝3敗。近年では倉本一真、瀧澤謙太相手に連勝後、2023年10月に佐藤将光にスプリット判定負け。しかし、大晦日に芦澤竜誠に1R KO勝ちすると、2024年4月の前戦でバンタム級転向初戦の牛久絢太郎に判定勝ちで2連勝中。 対するヌッツィは、サウスポー構えのストライカー。MMA10勝1敗1NCで、4KO・TKOと3つの一本勝ちを記録する。PFL欧州で1勝1NC。2021年3月のBRAVE CFでは後にUFCに1度参戦したベルナルド・ソパイにスプリット判定で競り勝っている。 太田の身長165cm・リーチ168.5cmに対し、ヌッツィは、身長168cmでリーチが175cmと6.5cm長く、懐深いストライカーだ。 特に左ハイを得意とし、2023年7月のPFL欧州での前戦では、ファボド・イラン・ネイジャ(12勝3敗1分)を相手に、1R、左ストレートを突いて頭を右に避けさせておいて左ハイキックでKO勝ちをマークしている。 サウスポー構えのカウンターファイターで長いリーチを活かして、下がりながらもカウンターの左右を当て、後ろ廻し蹴り、左の二段蹴り、マットに手を着いてのセンチャイキックなども見せる。特に相手のダッキングに左の蹴りを合わせており、太田にとっては、ディフェンスにおいて、あるいはテイクダウンにおいて、頭の位置に注意が必要なスタンディングだ。 一方で、PFL初戦のモター・ベンカシー戦では、オーソのベンカシーの圧力をかけた左前手を被弾しており、長い距離の打撃に比べ、近距離での打撃では後手に回っている。オーソの太田にとっては、対サウスポーの左の打撃対策と位置取りに気を付けて組みたいところ。 グラップリングマッチやMMAでもギロチンチョークを極めており、組み際でも頭の位置に注意が必要で、ときに下から外掛け外ヒールフックも見せているが、精度はグラップラーのそれには及ばず。スプロールが強いヌッツィを相手に太田はドライブしてもテイクダウンを奪いたい。 10勝1敗1NCで後のUFCファイターに勝利もしているヌッツィだが、太田は打撃の間合い・位置取りに注意して組めれば、勝機も十分にあるBellatorデビュー戦となる。 Bellatorの発表に太田は、「対戦相手は8年間無敗で9連勝中の選手ですが、全局面で圧倒しRIZINの強さ、太田忍というmma fighterの存在を世界に示してきます。6月22日応援よろしくお願いいたします! We are RIZIN」と拳に炎のマークで意気込みを記している。
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