RIZINがKSWと提携、鈴木千裕（右）には更なる試練か

　6月12日（日本時間）ポーランドの大手総合格闘技団体『KSW』の共同創設者マーティン・レワンドウスキー氏は、RIZINとの提携を発表し、互いの大会でファイターの対戦を行うと発表した。ポーランドの格闘技メディア『KLATKA po KLATCE』のインタビューで明かした。 　RIZINとKSWの対抗戦が実現の際には、現RIZINフェザー級王者鈴木千裕と、KSWライト級＆フェザー級2階級王者サラーディン・パルナス（フランス／モロッコ）との対決になるとの見方もあり、鈴木は「KSW覚悟しとけよ！」と吠えている。 【フォト・動画】新たな鈴木千裕の相手か？2階級王者パルナスがハイキック一撃KO！ 　KSWレワンドウスキー氏はインタビューで、KSWとRIZINが共同でプロモーションを行い、互いのショーでファイターを交換する交流戦など、協力関係を結んでゆくと発表。 　 　KSWはヨーロッパ最大手のMMA団体で、スタジアムでは約6万人の観客を集めるなど、多くの観客動員数、欧州での視聴数を誇る。 　UFCにもヤン・ブラホヴィッチやドリカス・デュ・プレシなど数々の強豪を送り込み、元RIZINフェザー級王者クレベル・コイケもKSWフェザー級王座を戴冠していた。 　 　RIZINはベラトールや、先日の大会でも米国の素手ボクシング興行BKFCとの交流戦を発表したが、またも大手団体と提携することになる。 　 　またこの発表を報道した海外メディアは、KSWvsRIZINが実現の際には鈴木千裕vsサラーディン・パルナスの王者対決がメインになるだろうと書いており、その投稿に鈴木本人がSNSで「順番に全員並んどけ！片っ端からぶっ飛ばしてやる。KSW覚悟しとけよ！」と気合のコメントを残している。 　パルナスは、非UFCでの欧州最強との呼び声高いKSWライト級＆フェザー級のダブルチャンピオンで、長い手足からの強烈な打撃、さらには必殺のチョークも武器とする。 　鈴木は現在、6月23日KNOCK OUTで五味隆典と、7月28日の超RIZINではマニー・パッキャオとそれぞれパンチルールの試合を控え、更にクレベル・コイケ、パトリシオ・ピットブルから対戦要求されている状態だ。 　RIZIN、そして鈴木の快進撃を期待と共に見守りたい。