大阪・天王寺動物園が20日に地下鉄・平野駅で出張動物園 ── 動物乗車のふれあい列車も運行
2015年1月1日に開園100周年を迎える大阪市立天王寺動物園が20日、同市営地下鉄谷町線平野駅構内で「移動ミニ動物園」を開く。また、平野駅までの移動には同線を使うことから、同市交通局と「動物ふれあい列車」も運行。同園関係者は「一般の方も普通に乗っていただけます。動物とふれあえるチャンスなので気軽に来て頂ければ」などと話している。
動物、ゆるキャラと一緒に谷町線に乗れるチャンス
このイベントは、同園100周年のPRとともに、市民に動物とふれあってもらう場を提供できればと企画されたもの。「動物とゆっくりふれあって頂けると思います」と語るのは、かつて「TV チャンピオン『全国動物園王選手権』でチャンピオンの経験もある、大阪市建設局・動物園改革担当部長の牧慎一郎さん(43)。平野駅構内はスペースもあり、同園から近いことから最適な場所と考えたという。 当日は、同園「100周年PR隊」でリーダーを務めるミミナガヤギのメイちゃんとひげの獣医さん、牧さんをはじめ、ケヅメリクガメ、コーンスネーク、チョウゲンボウといった動物たちも同線八尾南方面行きの臨時列車に乗車。都島駅からは一般の人も乗車することができるなど、地下鉄車内で動物とふれあえるチャンスだ。都島発は同日午前10時6分。平野駅での出張ミニ動物園は同11時~午後1時までの開園予定となっている。 また、列車には動物のほか、同園マスコットキャラクターの「ゴーゴ」をはじめ、同交通局マスコットキャラクターの「にゃんばろう」及び平野区マスコットキャラクターの「ひらちゃん」も乗車する予定で、にぎやか列車と化しそうだ。
平野区の学校による音楽会なども実施
平野駅では出張動物園終了後の午後1時から、近隣の小・中・高校の生徒らによる音楽会「HIRANO music STATION 2014」、小学生・保育所の園児たちのクリスマスカードによる飾り付けや絵画展も開催される。 自らもPR隊のキャラとしても登場している牧さんは「動物園の動物と一緒に電車に乗ったり、ふれあえるチャンスはあまりないので、気軽に来ていただければ」と笑顔で話している。 詳しい問い合わせは、同市建設局公園緑化部天王寺動物公園事務所(06・6771・8401)まで。