「気に入られようとか思わない」 鋼のメンタルを手に入れためるるの「狙わない」戦い方
私生活は「マジで地味」
多忙な日々が続いているが、たまの休日は、セルフメンテナンスをしたり、アニメを見たりして家で過ごすことが多い。ゲームにもはまっているという。 「東京には友達があまりいないから、コロナじゃなくても、外でご飯とかもないですし。仕事が終わったら直帰してゲームです。男っぽい感じの、バトル系のゲームが好きですね。私たぶん、イメージよりもはるかに男っぽいと思いますよ。と思いきや、手先が割と器用なので、編み物も得意。渋谷とかでイエーイっていつも遊んでるみたいなイメージを持たれがちなんですけど、私生活はマジで地味ですよ」
シューティングゲームに興じるかと思えば、ビーズアクセサリー作りに没頭。なんとも意外な生見のプライベートライフだが、心のよりどころは、地元に残る幼なじみたちだ。 「地元の友達4人で、すっごい仲良くて。仕事終わりにグループLINEを開くと、100件以上トークが進んでるんですけど、それを読むのが楽しみで。みんなでテレビ電話したり、オンラインゲームしたり。いま若い人の間で流行してることとか、新しい言葉とかは、友達から仕入れてます。そういう意味でも、昔からの仲間はありがたいですね」
気に入られようとはしない、ただシンプルにハッピーに過ごす
もしも芸能界に入っていなかったら何になっていたと思うか、と尋ねると、「保育士かトリマーかな……それよりも、男に生まれ変わって、無職になりたいです」と答え、その場をどっと沸かせた。 「男に生まれたら、ひたすらモテてみたい。一般人として、悠々と暮らせるような、超モテモテライフを送りたいですね」
けれん味なく、思ったことを素直に口にする。これが、生見愛瑠の魅力だ。生き馬の目を抜く芸能界において、ベテラン芸能人たちからも愛される理由は、その「狙わない」言動だ。 「気に入られようとか思わないです。キャラをつくるのって、私にとってはすごく難しいので、このまま素でいきたい。将来はどうするとか考えないです。やりたいことを、やりたいようにやろうという感じで、直感的に生きてるんです。それが結果的にいい形になることのほうが多くて。あと、私は、めちゃめちゃ運がいいんですよ。特に運気アップのためにやっていることもないんですけど、嘘はつかないとか、あんまり裏表がないようには気をつけてます。シンプルに、ハッピーに過ごしてますね」 もうすぐ、20歳。 早く大人になりたい気持ちと、10代の終わりが寂しい気持ちがごっちゃになっている、と生見。 「20歳になっても、ううん、おばあちゃんになっても、ティーンの心をいつまでも持ち続けていたい。ずっとミニスカを穿いていられる人生を送ること、それが夢です」
生見愛瑠(ぬくみ・める) モデル、タレント、俳優。愛称“めるる”。2002年愛知県生まれ。 ニコ☆プチモデルオーディションでグランプリを受賞。同誌専属モデルを卒業後、 TOKYO GIRLS AUDITION 2015でPopteen賞とRay賞をW受賞。その後『Popteen』専属モデルとして約5年活躍し、女子高生を中心に人気を集める。2020年、『Popteen』を卒業。今年、ファッション誌『CanCam』の専属モデルとなる。バラエティー番組、CM、ラジオ、ドラマなど、精力的に活動の場を広げている。