能登地震、死者126人 安否不明200人超
石川県で最大震度7を観測した能登半島地震は6日午後5時現在、死者は126人となった。犠牲者が100人を超えるのは関連死を含め276人が亡くなった2016年の熊本地震以来。連絡が取れない安否不明者は210人に上るが、雨やひょうで救助活動は一時中断するなど難航。自衛隊は現地の態勢を約5千人から約5400人に増強し、警察などと捜索を急ぐ。珠洲市では、倒壊家屋で1人が生存しているとの情報があり、救出活動に当たっている。 金正恩氏が岸田首相に見舞い電 能登半島地震「復旧祈る」
穴水町では11人と一時連絡が取れなくなった住宅で消防隊員が土砂の搬出を続けた。気象庁によると、8日にかけて平地でも大雪になる所がある見込みで、土砂崩れなど二次災害の発生も懸念される。地震活動も続いており、6日午前5時26分ごろには穴水町で震度5強の地震があった。 死者は自治体別に輪島市69人、珠洲市38人、穴水町9人、七尾市5人、志賀町と能登町が各2人、羽咋市1人。能登半島を中心に断水は約6万6千戸、停電は約2万3千戸に上る。