ダウン症の人が集うアトリエ 感性輝く作品が企業コラボで反響相次ぐ 夢は“ダウン症の人たちと一緒に暮らす街”の実現 「知ってもらうことで、みんな一緒に生きていけたら」
ダウン症の人たちとの出会いは、画家の両親がアトリエを構えたことがきっかけでした。 そこに通っていたひとりが幸絵さんだったのです。小学校のころから大の仲良しだった2人。佐藤さんにとって、ダウン症の人たちは一緒にいるのが当たり前の存在でした。 しかし、成長するにつれて、ある思いが…。 佐藤よし子さん: 「みんなは高校とかに一緒に行かないんだとか、大学に一緒に行く選択肢が彼らにはないんだと思ったときに、ものすごく落ち込んで」
そこで立ち上げたのが、「ダウンズタウンプロジェクト」。芸術を中心に、ダウン症の人たちと一緒に暮らす街を目指しています。 その活動の一環が、大手アパレルブランド「Soffitto」のスウェットや、人気コスメブランド「LUSH」のギフトボックス、「金虎酒造」の日本酒など、多種多様な企業とのコラボ。自由な発想で描かれた作品を起用した商品は、相次いで反響を呼んでいます。
佐藤さんは、商品を手にした人がダウン症のことを知るきっかけになることを願っています。 佐藤よし子さん: 「こんなにすてきな感性を持った人たちなんだとか、こんなに優しいんだとか知ってもらうことで、みんな一緒に生きていけたらいいなって思うんです」 ダウン症の人たちが自分らしく生きられるように、今日も仲間たちと夢を描きます。