オーナーが語る!「CBR400R」ってぶっちゃけどうなのよ!?【オーナーレビューまとめ】
ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。 今回は、ホンダ「CBR400R」についてオーナーの生の声をお届けします! 【画像】「CBR400R」の関連画像のをギャラリーで見る(8枚) 文/Webikeプラス 谷田貝 洋暁
ぶっちゃけホンダ「CBR400R」ってこういうバイク!!
エッジの効いたフルカウルに倒立フォークとレーシーなスタイリングが最大の特徴となっているCBR400R。いかにも速そうで手強そうに思うかもしれませんが、そんなイメージとはちょっと異なり、“扱いやすい出力特性でポジションも意外とキツくない”というが万人向けのキャラクターを持っているのがこのCBR400Rです。ひと口にCBRシリーズとは言っても、CBR250RRやCBR1000RR-Rなどの“RR”系のモデルはサーキットでのパフォーマンスを優先しており公道ではちょっと扱いにくかったり、ポジションがキツいと感じることもありますが、“R”が一つのCBR400Rはしっかり公道での乗りやすさも考慮されています。 登場は2013年。当時のホンダはNC700X(現在のNC750X)系のシリーズが成功し、共通のエンジン&車体をベースにキャラクターの異なるスタイリングを与える“プラットフォーム戦略”と呼ばれるシリーズ展開を好んで行なっていました。 CBR400Rもその“プラットフォーム戦略”に則ったモデルで、アドベンチャールックの400X(現在のNX400)、ネイキッドスタイルのCB400F(生産終了車)と共に誕生しました。これら3台のモデルは同じ399ccのパラレルツインエンジンを搭載し、足回りを含めて車体も共用。3台とも万人が扱いやすいキャラクターとして登場しました。 ただ、そんなエンジン&車体を共用する“プラットフォーム戦略”がとられたのは2019年以前のモデル(EBL-NC47)まで。2019年のモデルチェンジでは、アシストスリッパークラッチの導入など共通する変更点は多いものの、CBR400Rと400Xでそれぞれの長所を伸ばすべく独自進化。CBR400R(2BL-NC56)はセパレートハンドルの取り付け方を変更することでライディングポジションの前傾具合を約8%強め、エンジンのキャラクターもFIセッティングを400Xと変えることでより吹け上がりのいい過渡特性に。フロントマスクのデザインも従来モデルに比べより小顔になりシャープさをアップしています。 その後は2021のモデルチェンジ(8BL-NC56)では足回りをグレードアップ。フロントフォークがSHOWA(日立Astemo株式会社)製SFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)となり、フロントブレーキまわりもダブルディスク&ラジアルマウント化。直近の2024年のモデルチェンジ(8BL-NC65)では外観をよりシャープに一新し、新たにトラクションコントロールやTFTカラーメーターなどを装備することになりました。 登場から10年以上が経ち、少しずつその商品性を高めているCBR400Rですが、シリーズ通して言えることは“レーシーなフルカウルのスタイリングにも関わらず街乗りからツーリングまで乗りやすく、免許を取ったばかりのビギナーにも安心してオススメできる一台になっている”ということでしょう。