「『病人は家にいろ』は間違い」渡邊渚アナ 療養中のパリ五輪男子バレー観戦報道への“モヤモヤ意見”がお門違いなワケ
現在療養中のフジテレビ・渡邊渚アナウンサーが、NHKのパリ五輪中継に映っていた報道に対して、SNS上で批判が出ている。 【写真あり】病状を告白した渡邊アナ 渡邊アナが映っていたのは、8月5日に行われたイタリア対日本の男子バレボール戦。右頬には「JAPAN」と「V」の文字、そして左頬に日本国旗を施したペイント姿の彼女は、満遍の笑みでカメラに向かい拳を上げるシーンもあり、数回ほどカメラに抜かれていた。 「渡邊アナといえば、バレーボール好きを公言しており、2024年1月に『全日本バレーボール高等学校選手権大会』を東京体育館で観戦したことをInstagramで投稿。同年3月には、東京・有明コロシアムにて『Vリーグ男子ファイナル』を現地観戦しています。 ただ、彼女は現在“療養中”だということで、一部のメディアで『渡邊アナの行動に困惑の声が出ている』という報じられました」(芸能記者) 渡邊アナは、病名は明かしていないものの、2023年7月から休養している。休養から約4カ月後に投稿されたInstagramには、かなり痩せた写真ととともに、 《この4ヶ月で私はいろんなものを失いました。食べられなくなった。うまく歩けなくなった。うまく指が動かなくなった。大切にしていた仕事もなくなった』 と病状の深刻さをうかがわせる文章を投稿した。 SNSであがっている「療養中は外出するべきではない」といった意見は本当に正しいのか。五良会クリニック白金高輪理事長・五藤良将医師は次のように述べる。 「療養中の外出や活動に関して、否定的な意見があることは理解していますが、医師として異なる見解を持っています。病気は見た目だけでは判断できず、“一時的な笑顔”が全体の健康状態を示すわけではありません。 渡辺アナがSNSで公開した『食べられなくなった』『うまく歩けなくなった』『指がうまく動かなくなった』という報告から、彼女が直面している厳しい状況が窺えます。 しかし、彼女の病状が安定し、医師の指導の下であれば、外出は彼女にとって精神的なリフレッシュとなり得るため、リハビリテーションの一環としても非常に有益です」 また、外出を避けることで患者によっては間違った回復方法になると言う。 「“療養中はじっとしているべき”という考え方は、実際には患者の生活の質を低下させることがあります。医療者としては、個々の患者に適したサポートを提供する責任があります。病気の回復プロセスは人によって異なるため、それぞれの状況に敏感であることが重要です。『病人は家にいろ』は間違いですね」(同前) 渡邊アナに寄せられたネガティブな意見は、とんだ“お門違い”というわけだ。
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