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■もう殿堂入りでよくない?「スイフト」は4代続けてRCJカー・オブ・ザ・イヤーを受賞
日本自動車研究者ジャーナリスト会議が主催する"2025年次 RJCカー・オブ・ザ・イヤー"を受賞したスイフト。 スイフトは初代から現行の4代目まで全世代で同賞を獲得しており、日本のみならず世界各国で多くのユーザーに愛されているスズキの代表モデルではあるが、なかでも現行の4代目は2023年12月のデビュー時から評価が高かった1台である。 歴代のスイフトで培ってきたデザイン性や走行性能は継承しつつ、安全装備や利便性の高い装備を充実させることで"クルマと日常を愉しめる"という新たな価値が加わり、大きな進化を果たした4代目。 先進的なイメージを表現するべく採用したクルマ全体を包み込むラウンド形状が個性や走りを想起させるエクステリアや、インパネとドアトリムをつなげたスタイリングによってドライバーとクルマの一体感を表現したインテリアなど、内外装はともにひと目見て印象に残るデザインが採用されている。 加えて、新開発のエンジンとCVT、さらには高い空力性能によって実現した優れた燃費性能も4代目の大きな進化といえるだろう。 Z12E型エンジンは効率化による高い燃費性能はもとより、低速から滑らかに上昇するトルク特性によって街乗りでの軽快感も実現。 また、低剛性ダンパーを採用するとともに軽量化した新開発のCVTの採用も静粛性と燃費性能に大きく貢献している。 さらに、優れたデザイン性を維持しながらバックドアサイドスポイラーの採用やフロントストレイク、フロントバンパー、ホイール形状などを最適化したことで先代モデルより空気抵抗を約4.6%低減し、クラストップレベルの空力性能も実現しているのだ。 それでいて、車両本体価格が172万7000円から233万2000円とリーズナブルとくれば、人気が出ないワケがない。
■絶対王者のN-BOXもウカウカしていられないほどの猛追を見せる「スペーシア」の存在感
2024年5月の軽四輪車通称名別新車販売確報で絶対王者であるN-BOXを抜き、1位を獲得したスペーシア。 2024年1~10月の販売台数においてもN-BOXの17万3395台に次ぐ2位(13万8664台)につけ、7万2580台の3位タントを大きく引き離している。 現行の3代目は"わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア"をコンセプトに、デザインや快適で居心地のよい室内空間、安全機能などの魅力をより進化させて2023年11月にデビュー。 心地良さ&ワクワク感を表現したスペーシアと上質感&華やかさを表現したスペーシア カスタムという、キャラクターが明らかに異なるふたつのモデルは発売当初から好調なセールスを記録した。 そして、2024年9月には広い室内空間とアクティブなスタイルを融合した第3のモデルとしてスペーシア ギアがデビューし、N-BOX包囲網を形成。 特に、最後発のスペーシア ギアはアクティブ感のあるエクステリアとアウトドアギアのような道具感のあるインテリアが時流にマッチしている印象だ。 また、スペーシア ギアでは専用装備として濡れたまま乗っても汚れにくい撥水加工シートや砂や泥汚れに強い防汚タイプラゲッジフロアを採用。 さらに、快適な後席空間を演出するマルチユースフラップも大きな特徴でフラップの位置や角度を調整することでくつろぎ感を得られるオットマンモード、走行中の姿勢安定をサポートするレッグサポートモード、荷物の落下を予防する荷物ストッパーモードという3つのモードも選択となっている。 加えて、冬の寒い日でも快適な運転をサポートしてくれるステアリングヒーターまで標準装備されており、至れり尽くせり! N-BOX JOYとタイマンが張れる1台として、今後のセールスにも大いに期待したい。