三重屈指の守護神、津工GK中尾楓汰は決勝で「僕が止めて、絶対勝ちます」
[5.31 インターハイ三重県予選準決勝 伊賀白鳳高 0-3 津工高 四日市市中央陸上競技場] 三重県を代表する守護神が、津工高をインターハイへ導くことを誓った。この日、チームは被シュート1で無失点。GK中尾楓汰(3年=伊賀市立青山中出身)は「ゴール前、ディフェンスの子は厳しく守ってたんで、シュートの本数も少なくて、守れました」。危なげのない守りで決勝進出に貢献した。 【写真】「なんと!」「こんなかわい子ちゃんが…」ユニ姿で連番観戦した“美女2人”に脚光 184cmの守護神はゴール前での存在感がある。「シュートストップはだいぶ自信あって。あんまり決められる気はしないです」というように、止めることへの自信は特別。片野典和監督も絶対的な信頼を置いている。 中尾は07年の早生まれ。小学生時代から身長が高く、勧められて4年生の頃にGKになったという。中学時代は公立の青山中学校でプレーしていたが、強豪校の津工進学後に国体選抜候補に選ばれ、昨年も国体選抜として活動した。 まだ、キックなどの課題はあるが、ハイボールも武器。特にシュートセーブに関しては至近距離からのものでも強さを発揮する。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)のバネのあるシュートセーブなどが憧れ。大学で高いレベルでプレーするためにも今大会でアピールしたい考えだ。 決勝は攻撃力に定評のある三重高と対戦。「僕が止めて、絶対勝ちます」と誓う守護神が決勝も無失点で勝つ。