外国出身で史上最遅の新入幕、玉正鳳に義兄・玉鷲がエール 「誰も幕内に上がると思ってなかったでしょ?」
大相撲の外国出身力士として初土俵から史上最も遅い所要79場所で新入幕を決めた玉正鳳(31)=片男波=に、義兄の玉鷲(40)=片男波=がエールを送った。 東京都墨田区の同部屋で28日、年末恒例行事の餅つきに参加した玉鷲は出世に時間がかかった玉正鳳に「誰も幕内に上がると思ってなかったでしょ? それで上がったんだから、これからもっと上に上がる可能性だってあるでしょ」と今後の伸びしろに期待をかけた。 11月の九州場所で40歳になった玉鷲。「自分も30歳ぐらいでやっと相撲の楽しさが分かった。玉正鳳はまだ若いし、頑張ってほしい」。初場所の番付は同じ東に位置している。「力水をつけてもらう可能性もある。それが一番の夢だって聞いてたのでうれしい。家族だしです」と玉正鳳の入幕は玉鷲のエネルギーになっている。
中日スポーツ