オール豊郷で制作した「とよさとの歌」初披露
宇都宮市豊郷地区「豊かな郷づくり推進協議会」で制作した「とよさとの歌」が11月10日、豊郷地区市民センター(宇都宮市岩曽町)で開催された「豊郷まつり」で初披露された。(宇都宮経済新聞) 【写真】とよさとの曲演奏の様子 「とよさとの歌」プロジェクトは、豊郷をもっと盛り上げたい」という地域の話し合いの中で、「歌を作ったらどうか」というアイデアが出たことから、昨年春にスタートした。 歌の歌詞を地域住民から募集するに当たり、事前に地区在住の音楽家池田真也さん(ゴスペルシンガー)、栗田智水さん(フルート奏者)、井上智美さん(エレクトーン奏者)が原曲2曲を制作。?一曲曲は歌詞のない「とよさとの曲」、もう一曲は歌詞を付けた「とよさとの歌」。歌詞は,地区の7歳~88歳の住民が応募した約300の歌詞フレーズをつなぎ合わせて作った。 同協議会の首藤愼二会長は「歌詞は固有名詞を使わず、1番は豊郷地区の良いところ、2番は豊郷地区に住んでみての思い、3番は豊郷地区を離れていても戻ってきて帰りたいという思いが込められている。プロの方々の協力で、歌を作ることで地域が盛り上がり、若い人にもなじみやすい、いい歌ができた」とプロジェクトの成果を語る。 ステージはまず、「とよさとの曲~田園」を作曲者の3人で披露。続いて「とよさとの歌」を、地区の宇都宮北高校の出身である篠塚祐伴さんの編曲で、作曲者3人と地区在住のジャズシンガー岩下あす香さんが歌を、豊郷地区市民センター副所長宮沢明仁さんがコーラスに加わると、会場は歌詞カードを手にした人たちが口ずさんだり、手拍子で盛り上がったりするなどして楽しい雰囲気に包まれた。 会場に来ていた小学生の折橋咲良さんは「とても楽しかった。自分たちの歌ができてうれしい」と笑顔で話していた。 同プロジェクトでは今後、CDの制作を予定しており、完成したCDは自治会や学校などに配布する。吹奏楽用の楽譜の作成の予定もあり、地区の中学校などで演奏してもらう。宮沢さんは「稲穂が風に揺れる田園を感じさせる爽やかな曲に仕上がった。地域の人たち誰もが歌える歌に成長させたい」と意気込む。後日、ユーチューブでも公開予定。
みんなの経済新聞ネットワーク