【フィギュア】樋口新葉、SP66・98点で3位発進「とにかく降りるという気持ちで」
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯>◇1日◇フランス・アンジェ◇女子ショートプログラム(SP) 【アンジェ=松本愛香通信員】22年北京オリンピック(五輪)団体銀メダルの樋口新葉(23=ノエビア)が全3本のジャンプを降り、今季自己ベストの66・98点で3位発進となった。7季ぶりのファイナル(フランス・グルノーブル)進出へ前進した。 冒頭で幅のあるダブルアクセル(2回転半)を成功させると、続くルッツ-トーループの連続3回転ジャンプも着氷。スピードに乗り、3回転フリップも危なげなく降りた。 連続ジャンプのセカンドトーループで回転不足、3回転フリップで明確ではない踏み切りとジャッジされたものの、スピンとステップシークエンスでは全てで最高評価のレベル4を獲得。力強く滑り切り「練習から3-3(連続ジャンプ)は回転が足りない感じがあったけれど、とにかく降りるという気持ちで滑った。回転不足とアテンションがついたわりには点数が出たので、そこは良かったかな」とうなずいた。 今季は自身14度目のGPシリーズとなった第1戦スケートアメリカで初優勝。今大会の成績次第では、ファイナル進出が決定する。2日午後9時半(日本時間)開始のフリーへ「ちゃんと回転が足りるように、明日は跳びたい。ちゃんと納得のいくように滑ることができれば」と笑顔で見据えた。