課題研究で制作したドレスなどを披露した川棚高３年生＝同校体育館

　東彼川棚町白石郷の長崎県立川棚高（北村富啓校長、２６０人）の文化祭が１２日あり、生活総合科の３年生１８人は自ら手がけた衣装をショー形式で発表した。 　高校家庭科検定などで作ったゆかたやシャツなどを披露。３年時の課題研究に被服を選んだ９人は制作に半年かけたドレスや、はかまを着用し、モデルさながらにランウェイを歩いた。観客の同級生は、ライトやうちわを振り「かわいい」と歓声を上げた。 　青いロングドレスを身に着けた潟手七夢さん（１７）は「母と祖父とデザインを考えた。緊張したが、同級生が声援をくれたので楽しめた」と笑顔だった。 　同日の文化祭は、中学生を対象にしたオープンスクールを兼ねて初の開催。町内外から生徒や保護者約１００人が参加した。ステージでは吹奏楽部の演奏や、生徒会の寸劇で川棚高をアピール。実行委員長の普通科２年、志方遙樹さん（１６）は「みんなの力でできた文化祭。自分史上一番の挑戦だった。中学生が関心を持ってくれたらうれしい」と振り返った。