【衆院選2024注目選挙区】自民党を隠さない無所属の前職に、「裏金責め」の元職・新人たちが挑む東京11区とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年10月20日に公開された動画のテーマは「衆院選注目選挙区特集!東京11区」 政治資金収支報告書への収入不記載によって、自民党公認を外れ無所属で戦うことになった前職に、元職・新人4人が挑む構図。1996年以降、自民が比例復活を許してこなかった東京11区の状況について、山本期日前氏による現地取材を含めた詳細な解説をご覧下さい。 【このトピックのポイント】 ・自民党公認を外れた現職を囲む「裏金責め」の構図 ・下村氏には地元の自民党都議・区議も支援?公明党は? ・維新の比例復活枠の争いにも注目
政治資金問題を争う象徴的な選挙区
東京11区(板橋区の一部)には、届け出順に、以下の5人が立候補しています。 下村 博文(しもむら・はくぶん)氏 無所属 伊波 政昇(いは・まさのり)氏 日本共産党 阿久津幸彦(あくつ・ゆきひこ)氏 立憲民主党 大豆生田実(おおまみうだ・みのる)氏 日本維新の会 斎藤 孝幸(さいとう・たかゆき)氏 無所属 注目は、今回無所属となった前職の下村氏。1年間の自民党党員資格停止処分を受けています。 山本期日前氏「今回の立候補者はみんな裏金責めする方々なんですよ」 山本氏曰く、維新の大豆生田氏は「裏金と統一協会の話をしたくて東京11区で立候補されている方」。立憲民主党の野田代表も、代表就任後初めての演説に選んだ場所でもあり、野党にとっては、今回の政治資金問題を責めるための象徴的な場所です。 阿久津氏は、東京24区(八王子市)で当選経験がありますが、前回は東京11区で小選挙区・比例重複で立候補しましたが落選。今回の当選を目指します。 大豆生田氏は元足利市長。市長選の中で統一教会に関係したトラブルに見舞われた経験があり、統一教会に強い思いを抱いているようです。下村氏が統一教会が名称変更をした際の文科大臣だったこともあり、象徴として狙われているのではないか、というのが山本氏の指摘です。 共産党は伊波氏。前回の都議補選では立憲が候補者を擁立せず、今回も野党共闘が期待されていましたが、野田代表就任に伴い、党レベルでの共闘はなりませんでした。 山本氏「都議補選でも協力関係にあったので、共産党さんが出たということは、阿久津さんにとってはマイナスなのかなと」 斎藤氏はほかの選挙陣営でも情報がまったくなく、選挙公報が待たれるところです。