４社合同の俳優オーディション「TREASURE HUNTING」の会見を行った（左から）トライストーン・エンタテイメントの山本又一朗会長、ユー・エス・ジェイのJ.L.ボニエ社長、東宝の市川南専務、ソニー・ミュージックエンタテインメント社長の村松俊亮社長

　トライストーン・エンタテイメント、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）、東宝、ソニー・ミュージックエンタテインメントによる大規模俳優オーディション「ＴＲＥＡＳＵＲＥ　ＨＵＮＴＩＮＧ～あなたの才能を探す冒険に出かけよう～」が開催されることとなり、大阪市内で２３日、４社の代表による共同記者会見が行われた。 　国内のみならず海外市場に求められるエンターテインメント性にも応えうる俳優の発掘・育成を図るという趣旨に賛同した４社が開催する初のオーディション。応募資格は日本在住の１２～２２歳、性別・国籍は不問で演技の経験がなくても応募可能。グランプリはトライストーンの専属契約や、東宝製作の作品出演、ＵＳＪのＣＭ出演、ドラマ出演などが約束される。 　応募は２３日から９月１７日午後５時まで。書類での１次審査、全国各地区での対面の２次審査を通過した応募者はプロの俳優と同様のレッスンを受け、来年２月１日にＵＳＪで最終審査が行われる。 　昨年６月からトライストーンの社長を務める俳優の小栗旬もＶＴＲでメッセージ。「普段の私は自分を表現することがとても苦手な人間です。ですけど、我々俳優という職業は、自分という器を使って別人になり自分では出来ない無限の可能性を与えてくれます。そんな職業が私は大好きです」と俳優業の魅力を語りつつ「表現が得意な人も、僕のように苦手な人も、自分の中に眠る可能性に期待してみませんか。僕らと一緒に自分の中にある、まだ見ぬ宝箱を開けてみませんか」と呼びかけた。最終審査には小栗社長も審査員の一員として参加する。 　同オーディションの発案者であるトライストーンの山本又一朗会長は、２０１７年に訪れたＵＳＪでアトラクションを楽しむ若者の姿に刺激を受け、構想を温めてきたと告白。「エンタメ産業の力を合わせて絶対に世界に通じる俳優を育成してみせる」と意気込むと、ソニー・ミュージックエンタテインメントの村松俊亮社長は「スポーツ界の大谷翔平のような存在をエンターテインメントから作りたい。我々が原石をダイヤモンドにしていきたい」と語った。