“苦節10年”伊藤健人が38秒KO勝ちで悲願の王座獲得「王者になると言い続けて10年経ちました」と涙のマイク【Krush】
試合後の会見では「試合展開については“全部出す”と決めていた。その結果がああなっただけ。どの展開になっても僕は全部出すと決めていた」と振り返り、ダウンを取った後に里見を見下ろしていたことについては「“やるならやるぞ”と思っていた。まだ終わってなかったんで。ベルトを巻くまで集中すると決めていたので」とその時の心境を明かした。 「僕はデビュー前からこのベルトの価値を知っている。超満員で地鳴りが鳴るような後楽園に偉大なチャンピオンたちがいた。先代の人たちが作ってくれてきたKrushを汚さない、もっと大きくする選手になっていく」と語ったうえで目指す王者像として「僕が出る後楽園ホールは毎回、超満員にしたい。僕の応援団以外にも僕の試合を見に来てくれる人が多い王者になりたい」との目標を掲げた。