大浦湾着工から1年 玉城知事「国の強硬姿勢看過できず」
沖縄テレビ
普天間基地の名護市辺野古への移設を巡り国が大浦湾の工事に着手して10日で一年となります。玉城知事は「国の強硬姿勢は看過出来ない」と批判を強めています。 2024年1月10日、国は代執行によって承認した沖縄防衛局の設計変更申請に基づき軟弱地盤が広がる大浦湾側の工事に着手しました。 これまでに護岸工事などが進められたほか年末には地盤の改良工事に向けた敷き砂に着手し、近く砂杭の打ち込み作業に移ると見られます。 玉城知事: 沖縄県側としては埋め立て承認の留意事項に基づく協議が整うまでは工事に着手しないようにという事を求めてまいりましたが、非常に看過できない強硬姿勢が続いているものと思っています」 一方、中谷防衛大臣は10日工事の進捗が予定より遅れているという指摘に対し次のように述べました。 中谷防衛相: 今まで色々裁判とか地元の対策上でですね遅れた分は時間がかかったかもしれませんが、定められた目標を念頭に早期に工事が完了できるように全力を挙げて参りたい また移設工事に予算9300億円のうちすでに5千億円以上費やしていることについて中谷大臣は、現時点で工費を見直す段階にはないという認識を示しました。
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