【今どこに?】集団で殺害した男性は人違いだった…『六本木クラブ襲撃事件』から12年 リーダー格・元『関東連合』見立真一容疑者は現在も逃亡中…警察はフィリピンと日本の“4都県”をマーク
■「土地鑑のある場所が挙げられている」日本に潜伏の場合、東京・静岡・埼玉・宮城の可能性大
見立容疑者が日本に帰国している場合、潜伏している可能性が高い地域として挙がっているのが、東京・静岡・埼玉・宮城の4都県です。 元埼玉県警捜査1課・佐々木成三氏によると、「水谷氏がおっしゃったように、“偽造パスポート”で日本国内に帰ってくる可能性も十分あります。その中で、見立容疑者が以前住んでいた場所・『関東連合』の拠点がある場所・匿う人物がいる場所など、土地鑑のある場所が挙げられている」ということです。
Q.日本の警察も、この辺りは重点的に調べているということですね? (佐々木氏) 「調べていると思います。もちろん、この情報は東京・静岡・埼玉・宮城の4都県にも共有していますので、捜査班だけではなく、各都道府県警も力を入れて捜索しています」 Q.日本に帰っていたとしても、12年間も潜伏し続けるのは非常に難しいと思いますが…。 (佐々木氏) 「難しいと思います。ただ、日本国内にいる場合は、公開手配をして幅広く情報提供することで、情報が集まってくる可能性は十分あると感じます」
■警視庁が新たな似顔絵公開「この事件を風化させたくない」
警視庁は2024年8月29日、現在の見立容疑者を想定した新たな似顔絵を公開しました。経年変化による痩せた顔・太った顔・笑顔など計4枚です。 Q.このタイミングで新たに似顔絵を公開した意図は、何でしょうか? (佐々木氏) 「12年も経つと、公開手配されている写真とは容姿が変わっていると容易に予測できますし、多くの人に記憶を喚起させる目的もあります。ただ、今はAI技術がありますので、整形したらどうなるのかなど、いろんな情報を提供できます。『この事件を風化させたくない』という警察の強い考えもあると思います」
Q.今回新たに公開された似顔絵は、フィリピン国内でも出回っているのでしょうか? (水谷氏) 「公開翌日にフィリピンの捜査当局に確認しましたが、把握はしていませんでした。ただ、その情報は知りたいということだったので、見立容疑者に関してはかなり過敏に反応するというか、マークしている意識はすごく強いなと感じました」
■「海外からの情報提供にも懸賞金」情報提供は03-3479-0110まで
見立容疑者に関する情報提供は、03-3479-0110(警視庁麻布警察署)までお願いします。有力情報の提供者には、最高で600万円が支払われます。警視庁は、「海外からの情報提供にも懸賞金は支払われます。広く情報提供をお願いしたい」としています。 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年9月3日放送)
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