「見てきた中ではジェラードに最も近い」 リヴァプールの“8番”を背負うショボスライはチームのレジェンドになれるか
何でもできるMFと高評価
リヴァプールの背番号8といえば、スティーブン・ジェラードが背負ってきたレジェンドナンバーだ。 現在その8番を任されているのはMFドミニク・ショボスライだが、ショボスライは大先輩のジェラードに近づけるだろうか。リヴァプールOBのジョン・バーンズ氏は、ショボスライもまたジェラードと同じ『何でもこなせるMF』だとポテンシャルを絶賛する。ユルゲン・クロップに続き、現指揮官アルネ・スロットのスタイルにも合う人材と特別な期待をかけているのだ。 「彼は何でもできる。サイズもパワーもあって、推進力、スピード、クロップ体制のようなカウンターもこなせる。落ち着いたプレイも出来るから、6番や8番の役割もできる。私が見てきた中では、ジェラードに最も近い選手だ。長短のパス、ドリブル、タックル、ショボスライのプレイはどこかクラシカルであり、かつ動き回るタイプのMFだ。ロドリ、デ・ブライネ、最近はこのどちらかの特性を持つ選手が多い中、ショボスライは両方の役割をこなせる。スロットの望むスタイルにも合っていると思うよ。テクニック、身体能力もある」(『LIverpool Echo』より)。 昨季もショボスライはパワフルなパフォーマンスを見せていたが、シーズン後半戦あたりから少し息切れしてしまったところがあった。最終的に昨季はリーグ戦で3ゴール2アシストの成績に留まったが、これ以上の数字を残せる選手のはずだ。 先日行われたチャンピオンズリーグのミラン戦ではネットを揺らしたが、より決定的な役割を増やしていけるのか。リヴァプールの背番号8はどうしてもジェラードと比較されてしまうものだが、スケールの大きな選手に育つことが期待される。
構成/ザ・ワールド編集部