米THRの批評家が選ぶ2024年のTVシリーズベスト10 『SHOGUN 将軍』ほか
7.『シュリンキング:悩めるセラピスト』(Apple TV+)
シーズン2は、誤った選択と温かさに満ちており、非常に面白い一方で切ない。ジミー(ジェイソン・シーゲル)の行動はシーズン1よりも控えめになったが、素晴らしいキャスト陣がそれぞれ道を誤ったりする。そして、ハリソン・フォードのキャリア最高の演技を見ることができる。
8.『Hacks』(Max)
シーズン3は、これまでで最も安定した内容となった。デボラ(ジーン・スマート)の深夜番組への復帰の試みを通じて、メンターシップ、エンタメ業界での年齢問題、そして笑いの基準の変化についての考察を深めている。そして、シーズン最終回では、シーズン4への期待を高めるような形ですべての力関係をひっくり返した。
9.『イーヴィル: 超常現象捜査ファイル』(Paramount+)
Paramount+によって打ち切りが発表されたスピリチュアルホラーコメディー。悪魔の赤ちゃんや、不吉な「イントロをスキップ」の警告、バチカンの陰謀、そしてドラマが打ち切りになったことへのメタ的な批評が詰め込まれていた。これほど素晴らしいテレビ放送ドラマを、私たちは二度と観ることができないかもしれない。
10.『百年の孤独』(Netflix)
脚色への挑戦が目立った今年において、ガルシア=マルケスの映像化不可能とされた魔術的リアリズムの金字塔への挑戦は、おそらく最も大胆なものだった。カメラでマルケスの詩的な言語を映し出したとき、本作は今年の他のどの作品よりも息を呑むような美しさの瞬間を数多く生み出している。 選外佳作:『私のトナカイちゃん』(Netflix)、『一流シェフのファミリーレストラン』(FX/Hulu)、『イングリッシュ・ティーチャー』(FX)、『ゴッド・セーブ・テキサス』(HBO)、『ジョン・ムレイニーPresents: L.A.に全員集合!』(Netflix)、『グランパは新米スパイ』(Netflix)、『Mr. & Mrs. スミス』(Amazon)、『サムバディ・サムウェア』(HBO)、『絶叫パンクス レディパーツ!』(Peacock)、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(FX) ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。