大阪で愛される謎料理「コロペット」とは? その正体を探りに老舗洋食屋『ネスパ』に行ってきた! #食楽web #洋食屋
グルメ激戦区の大阪駅前第3ビルにある老舗洋食店『ネスパ』。4世代に渡って受け継がれる名物料理「コロペット」の正体とは?
JR大阪駅から歩いてすぐの場所にある4棟の「大阪駅前ビル」。昭和なムードが漂う地下1階と2階のエリアには、居酒屋から喫茶店、レコード店、金券ショップ、マッサージ店など、ありとあらゆるお店がひしめき合っています。 地元人が太鼓判! 大阪の旅で立ち寄りたい絶品グルメ
グルメ激戦区でもある大阪駅前第3ビルの一角にお店構えているのが、1928年(昭和3年)創業の老舗洋食屋『ネスパ』。「コロペット」という料理が有名で、数々のテレビ番組や雑誌で取り上げられています。 大阪在住の筆者は、存在こそ知っていたものの食べるのは初めて。一体どんな料理なのかワクワクしながら行ってみました。
元船上コックが考案した謎メニュー「コロペット」とは?
コロペットは船上コックだった初代が考案した料理で、オリジナル商品として商標登録されています。保存がきくエバミルク(無糖の練乳)を使ったホワイトソースを具材で包んで揚げており、濃厚かつクリーミーな味わいが特徴なのだそう。 定番の具材は牛とえび、豚、鶏肉の4種類。土日には白身魚はしいたけ、山いもなど様々な種類が登場するようです。”コロペット”という不思議な名前の由来はわかっていませんが、秘伝のレシピは4世代に渡って受け継がれ、長年大阪人の胃袋を支え続けています。
ボリューム満点! 2種類から選べる「コロペット盛り合わせ」
ランチタイムは、全メニューにサラダとおかわり自由のスープ、ライス(白米or玄米)がつきます。セルフサービスのコーヒーと紅茶は、オールタイム無料という太っ腹なサービスも嬉しい! 今回は、好きなコロペットを2つ選べる「コロペット盛り合わせ」を注文してみました。具材は牛とえびをチョイス。 まずはセットのスープとサラダが運ばれてきました。
玉ねぎときゅうりが入ったコンソメスープは、すっきりとした優しい味わい。サラダはキャベツとにんじん、紫玉ねぎに、酸味の効いたにんじんドレッシングがかかっています。 これらを味わいながら待っていると、念願のコロペットとライスが登場。
大きなお皿にナポリタンとマッシュポテト、オクラ、コロペットがのっています。「コロペット自体に味が付いているのでソースはございません。お好みでレモンやマスタードをつけてお召し上がりください」と店員さん。 まずは牛肉からいただきます。