球界屈指の身体能力も6試合出場のみ…復活待たれる「巨人のFA戦士」は
大きな覚悟を持って移籍を決断
DeNAの主力選手として活躍していた梶谷は大きな覚悟を持って、巨人へのFA移籍を決断した。週刊ベースボールのインタビューで当時の心境を振り返っている。 「もちろん、野球人生の中で一番悩みました。ベイスターズは大好きなチームですし、ここまで成長できたのもベイスターズのおかげ。感謝しかありません。ただ、いろいろと考える時間をもらって、残留したとしても、移籍したとしても、結局、やるのは野球で、その環境の中で自分が結果を残すしかない、と。これがまずベースの考えとしてあって、チームが変わる、環境が変わるということは、イコール『成長できるチャンスだ』と思うようになりました」 「長く在籍しましたから、やはり、DeNAは居心地がとてもいいんです。でも、居心地がいいまま終わっていいのか。環境を変えることで、しびれるような刺激を受けて、自分はもっとうまくなれるんじゃないか、と。移籍は不安も伴うし、当然、期待される分、結果も求められます。自分も人間なので考えれば考えるほど、マイナス要素が出てくるんですが、『それも楽しいのかな』と思って、最終的にジャイアンツへの移籍を決めました」 「ありがたいことに、『来てほしい』という球団の思いが、自分の解釈の中ですけど、すごく伝わってきましたし、原(原辰徳)監督の思いも響くものがありました。心が動きましたし、その思いに応えたいと素直に思いました」 スケールの大きいプレーはファンを魅了する力がある。一軍の舞台で再び輝く姿を、ファンは待ち望んでいる。 写真=BBM
週刊ベースボール