フロム・ソフトウェアの宮崎英高、「ゲームはものすごく下手」だと明かす それでもDLCに備えて『ELDEN RING』はプレイ済み
フロム・ソフトウェアの社長で『ELDEN RING』のディレクターを務める宮崎英高は、自身が開発したゲームを発売後にプレイすることはめったになく、プレイするとしてもスキル不足を補うためにゲームで用意されているものは何でも使うと語った。 「ELDEN RING」画像・動画ギャラリー 「ゲームの発売に向けて、実際にプレイする時間をできる限り持つつもりです」と宮崎は『ELDEN RING』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」の発売に先立ち、The Guardianに対して語っている。「ですがリリース後は、あまり触りたくないんです。やり残したことや気になる問題などが見つかるとわかっているからです」 宮崎は、リリース後にフロム・ソフトウェアのタイトルをプレイすると無力感を覚えるものの、「SHADOW OF THE ERDTREE」に備えて本編のメインストーリーをクリアしたという。 「先に言っておきますと、僕はゲームがものすごく下手なんです。自由に使えるものは何でも使うスタイルでやっていて、ゲームで用意されているあらゆる支援要素に加え、設計者として持っている知識すべてを活用しています」と宮崎は言う。「『ELDEN RING』の自由度とオープンワールドという性質が、敷居を低くしてくれたのでしょう。プレイヤーとして、誰よりもその恩恵を受けているのは僕かもしれません」 宮崎は「SHADOW OF THE ERDTREE」の発売を前に、難易度が高いことで有名なフロム・ソフトウェア作品をとっつきやすくするために、プレイヤーが攻略情報を見たり非公式MODを使ったりすることはまったく問題ないとしていた。しかし、こうした支援要素が自由に使える環境でもプレイヤーの多くはDLCの攻略に苦戦しており、宮崎もDLCではプレイヤーが耐えられると思われる限界に挑戦したと認めている。 難易度が高いことから、新しいコンテンツの難易度を少しでも下げるためのMODが複数開発されることとなった。また、公式でもレギュレーションファイルが配信。バランスが調整されて「影樹の加護」の強化率が上方修正されている。
Anthony Wood
【関連記事】
- 没入感のある曲面ディスプレイが特徴的なLGのウルトラワイドモニター「UltraGear 34WP60C-B」の7000円オフクーポンがAmazonにて配布中
- 7月からAmazon Fire TVがXboxのクラウドゲーミングに対応へ
- 『ELDEN RING』の伝説的プレイヤー「Let Me Solo Her」が「Let Me Solo Him」に改名 串刺し公、メスメルに悲惨な運命が待ち受ける
- フロム・ソフトウェアの宮崎英高、『ELDEN RING』の映画化は「強力なパートナーなら」検討できる
- 『ELDEN RING』のDLCの宣伝映像にミリエル風のかわいらしいリアル亀が登場 サムズアップするかぼちゃ兜男の姿も