最上階レストランはガラス張りに天窓…オリックス系、別府温泉に星空を楽しむホテル
オリックス・ホテルマネジメント(東京都港区、似内隆晃社長)は、大分県別府市の「別府温泉 杉乃井ホテル」に建設中の宿泊棟「星館」を2025年1月23日に開業する。19年6月に着手した大規模改修の一環で、建て替えのため解体した旧「Hana館」の跡地にあたる。名称には別府の夜空に光る星のように、人々の心をときめかせるような魅力ある施設になるようにとの思いを込めた。 星館はスイートからスタンダードまで5タイプ300室で構成。客室のカラーコンセプトは「夜半(よわ)」「宵」「暁」の三つとし、夜の始まりの空から深い夜の空、夜明け前の空に浮かぶ星の光をイメージした。最上階のビュッフェレストラン(イメージ)は壁面をガラス張りとしたほか、高さが6メートルある天井の一部に天窓を設置。食事しながら星空を楽しめるよう工夫した。 杉乃井ホテルは1944年に開業した老舗。昭和の高度経済成長期に旅行や余暇のニーズが増えたことを背景に、徐々に規模を拡大した。02年にオリックス不動産が取得し、08年に直営での運営を開始。これまでに湯船を棚田のように配置した露天風呂や婚礼施設、バイキングレストランなどを設ける改修を行っている。