[北九州市]教職員と市職員の負担軽減を目指し生成AIの活用を開始
北九州市(93万6600人)は、教職員と市職員の負担軽減に向けて、生成AIの活用をスタートした。2023年7月3日開催の「第2回生成AI等活用ワーキングチーム会議」において活用方針が決定された。 取組みの柱は、教職員の負担軽減のためのChatGPTの試験運用と、全庁における生成AIの活用開始及び市職員向けガイドラインの策定、「生成AI相談デスク」の新設。このうち、ChatGPTの試験運用と生成AI相談デスクの新設は全国初の取組みとなる。 ChatGPTの試験運用では、教職員からの学校ICT環境に関する質問にChatGPTと連携させたチャットボットで回答できるようにすることで、誰でも・いつでも・即時に、知りたいことが回答内容として生成される。問い合わせに関わる教職員や教育委員会事務局職員の負担軽減を図るのがねらい。試験期間は、2023年7月から2024年3月まで。 生成AI相談デスクは、デジタル市役所推進室内に開設。同デスクには、AIに精通した相談員を配置し、ガイドラインに関しての市職員からの相談に対応するほか、問題点の整理、問題点の解決に向けた検討などを行う。 (月刊「ガバナンス」2023年10月号・DATA BANK 2023より抜粋)
<株式会社ぎょうせい>