「ジブリパーク」展、13日開幕 青森県立美術館 北海道・東北で唯一、2025年2月9日まで
2022年に愛知県で開業した「ジブリパーク」誕生の舞台裏などを紹介する「ジブリパークとジブリ展」が13日、青森市の県立美術館で始まる。12日、オープニングセレモニーと内覧会が開かれ、招待された近隣の保育園や小学校などの子どもたちが、一足先にジブリの世界を体感した。 同展は22年7月に長野県から始まり全国を巡回中。青森県は9番目で、北海道・東北では唯一の開催となる。ジブリ作品の世界を表現した公園施設「ジブリパーク」の制作現場を指揮した宮崎吾朗監督のこれまでの仕事や作品を、多数の制作資料や立体作品などから振り返る。 セレモニーでは、主催する青森放送の山本恒太社長が「大勢の人に来てもらい、世界に浸ってほしい」とあいさつ。スタジオジブリの橋田真執行役員は「資料には(宮崎監督の)いろいろな細かい指示があり、そこが見どころ」などと話した。 内覧会には、招待を受けた子どもや保護者ら約千人が訪れた。映画「となりのトトロ」に登場するネコバスや、「千と千尋の神隠し」のカオナシと一緒に撮影ができる展示は特に人気を集めていた。 青森市の津川暖(はる)ちゃん(2)は、お気に入りのトトロのかぶり物を着けて来場。「ネコバスとトトロを見てきた。楽しかった」と話し、母の里佳さん(32)も「写真が撮れる場所が多く、子どもも楽しめた」と喜んでいた。 同展は来年2月9日まで。