マレーシア政府、10年前に消息絶った航空便の再捜索で米海洋探査会社と原則的に合意
マレーシア政府は20日、10年前に消息を絶ったマレーシア航空370便の再捜索について、アメリカの海洋探査会社と原則的に合意したと発表しました。 乗客乗員239人を乗せたマレーシア航空370便は2014年3月8日、クアラルンプールから中国・北京に向かう途中で消息を絶ちました。 機体はインド洋南部に墜落したとみられ、これまでの捜索では機体の一部が発見されただけで、本体の発見には至っていません。 地元メディアによりますと、マレーシアのローク運輸相は20日、アメリカの海洋探査会社と機体の捜索を再開することで原則的に合意したと発表しました。 現在、最終の条件について協議中で、来年初めにも最終決定される見通しです。 契約期間は18か月で、機体が見つかった場合は、マレーシア政府から7000万ドル、日本円でおよそ110億円が支払われるということです。 マレーシア航空370便が消息を絶った原因はいまだ分かっておらず、「航空史上最大のミステリー」とされていて、捜索再開で真相解明につながるか注目されます。