安住紳一郎アナ、のべ3分間“異例”の長文コメント 兵庫県知事選で持論『SNSに比べ、テレビに物足りなさ感じている』
TBSの安住紳一郎アナウンサー(51)が18日、同局系朝の情報番組「THE TIME,」にスタジオ生出演。17日に行われた兵庫県知事選に対して、1分30秒を超える長文のコメントで持論を述べた。 ◆『斎藤元彦』に若者が熱狂、10代、20代に響いて圧勝【写真、年代別グラフも】 まず、午前6時前の出演で、同選挙で斎藤元彦前知事が再選したことを説明。ネットとオールドメディアで情報が違う状況が起きた今回の選挙を「地動説と天動説のようだ」と例えた人の発言を引用しつつ、「皆さんもこういう選挙を初めて見たのではないかとおもいます。私もそうです」と感想を述べた。 そして「テレビメディアに対する批判も十分に自覚しているつもりです」「皆さんがテレビに物足りなさを感じている。SNSに比べて…などなど、意見あると思います」と自戒した。 さらに「情報番組を担当している司会者として、選挙になりますと候補者を公平に扱うという決まりがある中で、選挙の情報について、一番ほしいときに放送できないというジレンマもある」と公平性を求められるが故に、柔軟な対応ができない難しさを吐露。「NHK党の立花(孝志)さんが後半になって独自の主張を展開しはじめたあたり」で違った報道が必要だったのではとも省みた。 元西播磨県民局長が斎藤前知事による内部告発や、「死をもって抗議する」とのメッセージを残して死亡したことを「遺書がいったい何を意味するのかをもう少し報じるべきだった」とし、「SNSと同じようなことは、今のテレビにはできませんが、プライベート、さらには裏を取ること、そして公平に…ということで、信頼感がある情報をSNSと並んで選択肢として選んでもらえるように、もう一度作業を丁寧に重ねていきたい」と表明した。 午前7時台のニュースでも、同様の主調を約1分半ほど主張。のべ約3分間という異例の長文コメントに時間を費やした。
中日スポーツ