大谷翔平、“砂漠地帯”で初の一発なるか Dバックス戦「2番・DH」で先発出場 また左腕相手
◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―ドジャース(30日・米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド) ドジャース・大谷翔平投手(29)が30日(日本時間5月1日・午前10時40分開始予定)、敵地・Dバックス戦に「2番・DH」で先発出場する。4試合ぶりとなる8号が出れば、日本出身の選手としてのド軍最多本塁打記録を更新する。 29日(同30日)の同戦では初回にヘンリーの6球目のカーブを右膝への自打球としながらファウルで粘ると、7球目の79・3マイル(約128キロ)のカーブを中前へ。8回無死一、二塁ではアレンの高めのカットボールを引きつけて左前適時打とした。5戦ぶりのマルチ安打で、06年8月28日のレッズ戦(ドジャースタジアム・6―5)以来、球団18年ぶりの珍記録「0三振勝利」に貢献した。月間11度目のマルチ安打はエンゼルス時代の19年6月に並ぶ自己最多タイ。5打席全てが左腕との対戦となったが、4打数2安打1打点1四球で、対左投手は打率2割7分8厘に上昇した。敵軍の知将・ロブロ監督の“大谷対策”をはねのけた。この日も左腕・モンゴメリーが先発だが、やってくれるはずだ。 これまで日本出身の選手としてのド軍最多本塁打記録保持者は沖縄県生まれのロバーツ監督の7本だったが、大谷が26日(同27日)の敵地・ブルージェイズ戦で初回に7号先制ソロを放ち、加入後わずか28試合で指揮官に並んでいた。「そこ(監督超え)を目標に頑張っているので」と話している。さらに、チェースフィールドでは過去6試合ノーアーチだが、ホームランなら25球場目の制覇となる。 ここまで31試合で打率3割4分1厘、7本塁打、19打点。29日(同30日)終了時点で二塁打、塁打、長打数は両リーグ3冠となっていた。ワシントンDC→トロント→アリゾナと続く過酷な敵地9連戦も残り2試合。初見参のワシントンDC、大ブーイングを受けたトロントではともに一発を放っており、最後の“砂漠地帯”でも大谷らしい弾道を描く。
報知新聞社