当時のセクハラ発言に「ショックだった」。17歳でブレイクした女優キーラ・ナイトレイ、2000年代のエンタメ業界を振り返る
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのキーラ・ナイトレイが、同作出演後の反響について語りました。キーラは17歳のときに、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年)のエリザベス・スワン役に抜擢され、大ブレイク。その後、映画『プライドと偏見』や『つぐない』など数々の作品に出演し、アカデミー賞やゴールデングローブ賞にもノミネートされています。 【画像】17歳のキーラ・ナイトレイ
そんなキーラは先日、ロサンゼルス・タイムズ紙の取材で“若くして成功を収めたことに対する複雑な心境”を明かしました。
ブレイクしたことで、プライバシーとは無縁の生活を送ってきたと話すキーラ。名声を手に入れた代わりに「大きな代償、犠牲を払った」といいます。 特にブレイクした当初、17歳~21歳の5年間は、世間から悪意ある言葉を向けられることもあったそう。 「10代や20代前半にプライバシーを奪われ、まだ成長過程にある時期に詮索されるのはとても残酷なことです」 「名声を手に入れるとは、公に恥をかかされるということ。多くの10代の女の子はそれに耐えられない」 「2000年代に存在したエンタメ業界は、暴力的で女性差別的な雰囲気があり、当時の若い女性にとってショッキングなものでした」 パパラッチに追い回され、ストーカー被害に遭ったキーラ。「残酷な時代だった」と振り返ります。 「(ストーカー被害やパパラッチに追いかけ回されることに対して)たくさんの男性から『あなたはこう扱われることを望んでいた』『自業自得だ』などと言われましたね」
そんな過酷な環境を乗り越えられたのは、周囲にいる友人や家族の力があったからだといいます。
「私に何も求めてこない、友人や家族の存在がありました。俳優としての自分と、私生活の自分を分けることができたのがよかったと思います」 「周囲の人にサポートされ、『いつでもやめていい』と言ってくれる人たちがいたから、救われました」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:アシュウェル英玲奈
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