総裁候補・小林鷹之氏が語る「自民一強」の成果と課題とは?
今回は以下の質問からいくつかピックアップして小林氏に回答していただきました。
野党時代よりも厳しい逆風を受ける自民党
今日のテーマは、「ピンチの自民党~一強におごりは?」です。 MC伊藤由佳莉「少し、自民党さんには厳しいタイトルを付けさせていただきました。昨年末以来の派閥のパーティー収入不記載問題について、今はどのようにお感じでしょうか?」 小林氏は、街頭活動や集会の時に有権者から受ける肌感覚は「厳しい」と語りました。 そして、その「厳しさの質」が今までとは違っている様子で……。 小林氏が初めて選挙に出た2012年は、民主党に勢いがあり、街頭に立っていると、有権者にお叱りを受けることもありました。 しかし今は「叱られないんです……」と厳しい表情の小林氏。 街頭でのチラシの配布も、受け取ってくださる方は通常の6割程度に減少。 いつもチラシを受け取ってくださる方も素通りする状況とのこと。 小林氏「野党時代の時より、むしろ厳しいんじゃないかなというのが私の率直な感覚です」
一強は政権安定の裏返し?!
MC伊藤「2012年の自民党が政権を奪還して以来、初めての逆風選挙になるのでは?という見方もあります。次の選挙に向けて、どのようにご覧になっていますか?」 小林氏「選挙結果を見れば、順風で楽な選挙という見方もあるかもしれませんが、私個人は、選挙は常に厳しいものだと思っています」 結局、どういう結果になっても人のせいにはできない、どんな状況でも勝ち残るのが選挙だと語ります。 一方、世論調査で政権交代をしてもいいという方が増えている点について、「国家運営は、自民党が担っていかなきゃいけないって強く思っている」とコメント。 「経済成長、安全保障、憲法、皇室のあり方など、国の背骨みたいなところについては、自民党が頑張らなきゃいけない。政権交代は絶対にしてはいけない」と熱弁をふるいます。 自民党への信頼を失わせたその源を取り除き「ある意味新しい自民党をみんなで作っていけば、活路を開けると思っているし、仮にできないと厳しい選挙になるんだろうなと思っている」と述べました。 自民党の一強について小林氏は「一強であったということは、政治が安定していたということでもあり、これは、日本の政治的にも経済的にも良かったと思う」とコメント。 安定して長く続いた安倍政権は、国際社会の中で「近年稀に見ると言うか、過去にこんな日本の発言力が上がった時ってあっただろうか?と思うくらい、政治的な安定がプラスに働いていた」と言及しました。