高橋大輔さん、2025年は「化」ける宣言!「国スポ」岡山開催への期待そして…“違う世界”への挑戦
岡山放送
各界のキーマンに2025年の決意や抱負を聞くシリーズ「新春インタビュー」。1回目は倉敷市出身のフィギュアスケーター高橋大輔さん(38)。現役引退後、新しいことに挑戦し続けています。(聞き手:OHK 森下花音アナウンサー) (高橋大輔さん) 「まだまだ自分のことをメインとしてやりたいという思いがあるので、あまり縛られずに、自分がピンときたことをやっていきたい」 2010年のバンクーバー五輪フィギュアスケート・男子シングルで銅メダル、アイスダンスに転向後も四大陸選手権で銀メダルを獲得するなど長年、日本のフィギュアスケート界を引っ張ってきた倉敷市出身の高橋大輔さん。2022年の現役引退後も幅広い方面で活躍、1月26日から岡山で開かれる国民スポーツ大会冬季大会の広報活動も行っています。 Q:(国スポが岡山で開催すると)初めて聞いた時はどうだったか。 (高橋大輔さん) 「「岡山でやるんだ!」と思って。大体東北の方なので。(岡山から)行くのは大変。近くで開催だと、親戚も見に来てくれるし、岡山県民としては地元の人に自分の雄姿を見てもらえる」 Q:「高橋さんも国体(国スポ)に出られたが、当時の思い出はある?」 (高橋大輔さん) 「少年男子の部と成年男子の部に出た。自分の演技としても良い演技ができた。当時はよくミスをするタイプだったのでそこも相まってすごく良い思い出」 「(中には)国スポで引退する選手もいるので、涙があったり。初めて出る選手もいるのでいろんなドラマがあってすごく面白い」 広報活動の一環で、アイスダンスでペアを組んだ村元哉中さんと一緒に倉敷市でスケート教室も行いました。 ■2024年11月 スケート教室の様子 (高橋大輔さん) 「怖いなと思ったら一回止まって、また開いて、そこからスタート。そうそう」 (高橋大輔さん) 「岡山、西日本で初めての開催なので、岡山で試合をするとこんなに盛り上がってくれるんだとか、選手としても盛り上がってくれるとすごく楽しい。是非多くの人に足を運んでもらえるようにという思いで広報活動をやっている」 Q:こうした岡山での活動は選手を引退してから増えていると思うが、倉敷を舞台にした映画にも出られて・・・ ■2024年7月 映画「蔵のある街」撮影光景 「古城緑郎役、高橋大輔さんです」 (高橋大輔さん) 「なかなか新鮮な時間で、初めてのことだらけで最初とまどいもあったが、すごく楽しかったし、「この世界もっとチャレンジしてみたいな」と思う気持ちにもなった。自身が生まれた倉敷が舞台の映画ということもあって一生思い出に残る時間なんだろうなと」 ■高橋さんの演技光景 Q:演技しているところも見たが、とてもかっこよかった (高橋大輔さん) 「現場で一緒になった俳優陣に「どんな感じなの?」と聞いて、色んな準備をした」 Q:俳優業は2025年もやられていく? (高橋大輔さん) 「チャンスがあれば。お話をもらえれば。「エンタメが好き」というのがあり、(芝居は)違う世界。違う世界に行くというのがすごく好き」 一方で、2014年の1回目の現役引退のあと、紆余曲折があったと言います。 (高橋大輔さん) 「(シングルとアイスダンスとで)2回引退しているので。(シングルを)引退してから復帰するまでが結構迷走していた。自分の中でも何がやりたいのか分からない中でいろんなことをやらせてもらって。やってみないと分からない。とりあえずやってみて、だめだったらだめで違うことをするしかない。自分ってこういうことが好きなんだとか、苦手なんだとかが見えてきた。自分の軸が決まっているので、そこから大きく外れることはない」 Q:軸というのは、エンタメの世界でやっていくということ? (高橋大輔さん) 「はい」 プライベートでやりたいことを聞くと、意外な答えが・・・ (高橋大輔さん) 「岡山後楽園に行ったことがない。バス停までは行ったことあるが。三大名園なので絶対行かなきゃと」 そんな高橋さんに、2025年の抱負を一言に込めてもらいました。 Q:2025年の高橋大輔を一言で表すと (高橋大輔さん) 「ここから先ってこと?この一年を表す?酷じゃない?!」 「『化ける』」 「40歳手前になってくると固まってくる。イメージとして。この一年も自分の知らない自分に化けたり、まだまだ化けていたい」 Q:もう既にいろんなことに挑戦されていますよね (高橋大輔さん) 「まだ自分の可能性を信じて、不安なので、信じていいのか、信じてはいけないのか、もう落ち着くべきかというのもあるが、「化ける」を自分に言い聞かせている」
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