この写真、ずっと眺めていられる…動物園のパンダの「思いっきりリラックス」した姿が大反響!
ちょっと短めのおみ足にまるいボディ。唯一無二のフォルムを持つ、神戸市立王子動物園のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」。そのかわいい姿と優雅な所作から、親しみを込めて、“神戸のお嬢様”とも呼ばれています。 【写真】パンダのタンタンと過ごした、すばらしい日々 2021年に心臓疾患が見つかり、治療を続けていたタンタンですが、2024年3月31日に虹の橋を渡りました。当時、国内最高齢の28歳でした。いつでも笑顔をくれた神戸のお嬢様・タンタンをしのび、在りし日の日常を振り返りながらお伝えします。
快適な部屋の中
お嬢様流・夏の過ごし方をうかがったのは、連載84回目(https://gendai.media/articles/-/97106)。梅雨明けも早く、記録的な猛暑となった2022年でしたが、暑さに弱いタンタンはどのように過ごしていたのでしょうか。 「室内は、だいたい21℃前後になるように空調を設定しています。湿度に関しても、中に設置してある扇風機と換気扇を使って、できる範囲でコントロールしています」と、教えてくれたのは、飼育員の梅元良次さん。 食欲も落ちていなかったようで、公式ツイッターには、お気に入りのネマガリタケ(根曲がり竹)のタケノコをおいしそうに食べる動画もアップされていました。 そんなタンタンの朝は、薬入りサトウキビジュースから。ほかにも、ごはんと同じタイミングで栄養剤入りドリンクやパンダミルクなども飲んでいました。味のバリエーションが増えて、うれしい限りですね、お嬢様。
夜は食欲
このころは、夜こそが本番のモグモグタイム。公式ツイッターの「#深夜パンダ館」では、マダケ(真竹)のタケノコをおいしそうに食べていました。用意する好物の量は、昼間より多いのか伺うと「17時から次の朝の分までを置いて帰るので、昼間よりも多めに用意しています」と、梅元さん。 竹に関しても、1日に食べる量の半分、トータルでは昼間の1回分と比べて10倍くらいの量を置いているのだそう。お布団にも使えるくらい、たくさんの竹があるのですね。 そろそろ旬が終わりのタケノコについては、上の柔らかい部分は食べて、下の部分は吐き出しているというタンタン。「下の部分に比べて、上の方が柔らかくておいしいからだと思います」(梅元さん)。本当においしい物を、よくご存じなのですね。