足利「ココ・ファーム・ワイナリー」でワイン収穫祭 2日間で9000人来場
足利市の指定障害者支援施設「こころみ学園」のブドウ畑で11月16日・17日、ココ・ファーム・ワイナリー(足利市田島町)が「第41回収穫祭」を開催した。(足利経済新聞) 【写真】学園の園生も来場者をもてなす 同イベントは、ワインが最初に完成した1984(昭和59)年に始まり、毎年11月の第3日曜と前日の土曜に開催する。会場となるブドウ畑は1958(昭和33)年、特殊学級(現支援学級)の中学生徒とその担任教師・川田昇さんらが急斜面の山を開墾した。同施設の園生がブドウ畑の世話やワインの仕込み・瓶詰めなどを行い醸造されたワインは、航空機の国際線ファーストクラスの機内サービスはじめ、2008(平成20)年の北海道洞爺湖サミットにも使われるなど、高い評価を得ている。 収穫祭には、2日間合わせて県内外から延べ約9000人(主催者発表)が訪れた。タンクから直接注ぐ「出来たてワイン」やスパークリングワイン、デザートワインなど各種ワインを提供。骨付きソーセージ、アヒージョ、オープンタコス、ガンボライス、足利マール牛のブロシェットなど、フード類の出店もあった。 ベランダステージでは音楽ライブも行われ、音楽とワイン、料理を楽しむ来場者らの姿が見られた。友人と訪れた茨城県在住の廣瀬美幸さんは「今回が6回目。ワインも料理もおいしいが、雰囲気も楽しめるのが良い」と笑顔を見せた。
みんなの経済新聞ネットワーク