【解説】都知事選56人が立候補 ポスター掲示板、政見放送は…
桐谷キャスター 「足りない人はどうしたらいいんですか?」 山崎アナウンサー 「都の選挙管理委員会は20日、この枠を増やすと発表しました。どれくらい増やすのかというと、掲示板の下に10人分増やせるようにします。そのための道具を実際に都の選挙管理委員会から特別に借りてきました。49人目以降の候補者はクリアファイル、それから透明な袋などを受け取ります。そして、自分のポスターをクリアファイルに貼り付けて、それを袋の中に入れて、テープや画びょうを使って自分たちで掲示板の下に取り付けるということです。掲示板の下が難しければ、横や上に取り付けてもいいということです。上だと支えがないのでなかなか取り付けるのも難しいということです。掲示板は都内に1万4000か所以上設置されています」 陣内キャスター 「届け出順に貼っていくと、遅くなれば遅くなるほど自分たちの手間がかかるわけですよね? これ本当に大変ですね」 山崎アナウンサー 「あくまで届け出順なので、49番目以降になった人たちは自分たちで作業をして貼るということになります。貼るための手間が増えるということになります」
■政見放送は合計11時間超えの見通し
山崎アナウンサー 「候補者が多いことで想定外のことも起きています。選挙管理委員会は19日、20日の告示日に向けて予定していた立候補者の受付リハーサルを急きょ中止しました。そもそも、告示日当日は、東京都が候補者らから書類を受け取って手続きをしたり、街頭演説用の旗などを交付したりします。当日スムーズに受け付けを行うため、前日にリハーサルを予定していましたが、今回は立候補者が多すぎるということで、書類の不備の直しなどの対応にいつも以上に時間がかかり、このリハーサルを行えなかったということです」
山崎アナウンサー 「さらに、候補者の政策や主張などを知るための政見放送というのがありますが、11時間以上になりそうです。NHKによると、政見放送は候補者の紹介に30秒、そして候補者が話す5分30秒と、候補者1人あたりに6分かかります。今回、候補者が56人いますので、単純に計算すると56人×6分で、5時間半以上。選挙期間中に政見放送は2回行われるということで、合わせて11時間以上になる見込みです。立候補者であったり、その情報というのが多くでますので、私たちもそれぞれ見極めていきたいと思います」