【ボートレース児島・攻略コラム】どこからでもチャンスがある水面 / 基本DATA
秋の4カドはお宝!
年間を通してのイン1着率は55.3%。これは全国平均の54.7%と比較しても大きな差はなく、オーソドックスなレース傾向が児島の特徴と言えるだろう。しかし、季節ごとに分解してみると、傾向の振り幅は大きい。 インが強いのが春と冬、夏と秋は比較的弱い。気温が低いとモーターパワーがアップし、スリット隊形のばらつきが少なく、逃げが決まる。一方、高温期は出足や行き足部分に影響が出てスリットがばらつく。 特注は秋の4コース1着率。なんと17.7%という驚異的な数字をマークしている。これは戸田や平和島の4コース1着率をも上回る数字で、秋は4カドを狙え!と強く推奨することができる。 【表】ボートレース児島・季節別コース別入着率「秋は4カドを狙え!」
児島基本データ
水質:海水 展示タイム測定法:手動 チルト角度:-0.5、0、0.5、1.0、1.5、2.0、3.0 モーター交換時期:11月下旬 ボート交換時期:11月下旬 待機行動時間:1分45秒
季節別基本風向
春:向かい 夏:向かい 秋:向~追 冬:追~向
どこからでもチャンスがある水面
瀬戸内海に面するレースコースで景観の良さは全国屈指。スタンドから1マークまでは43mで、全国平均レベルの広さ。一方、バックストレッチ側は広く、スピードある旋回で迫力あるレースが展開される。特に干潮時や風が穏やかな時はイン逃げやまくりがレースの中心。逆に満潮時や強風時は落として回るのがセオリー。ただそれを見越した思い切った戦法(まくりなど)が決まって波乱になることもあるので注意が必要。 地元の土屋南は「児島はどこからでも勝てる可能性があるレース場だと思います」。若手の藤原碧生も「ダッシュのスタートが決まるイメージがあって、外でも展開を作ることができる水面です」とコメントするように、外からの一撃も期待できる。
※データ集計期間は特に記載がない限り、2023.3.1~2024.2.29
マクール