最終戦出場の望み絶たれる…ポールがパリマスターズ初戦敗退<男子テニス>
ロレックス・パリ・マスターズ
男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATPマスターズ)は28日、シングルス1回戦が行われ、第11シードのT・ポール(アメリカ)はワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク58位のA・マナリノ(フランス)に3-6, 5-7のストレートで敗れ、初戦敗退となった。この敗戦でポールは最終戦Niito ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)出場への希望が絶たれることとなった。 【錦織 圭vsフチョビッチ 1ポイント速報】 Niito ATPファイナルズは今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会。今年は11月10日から17日にかけて開催される予定で、世界ランク1位のJ・シナー(イタリア)や同2位のC・アルカラス(スペイン)ら4選手の出場がすでに決定。残りは4枠となっているなか、ロレックス・パリ・マスターズが開幕した。 ロレックス・パリ・マスターズ開幕前の時点で今季のレースランキング「RACE TO TURIN」でポールは11位。同大会での上位進出が絶対条件のなか、今大会を迎えた。 ポールは1回戦、5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに67パーセントの確率でポイントを獲得したが、セカンドサービス時には33パーセントと獲得率が激減。マナリノに計5度のブレークを許し、1時間42分でストレート負けを喫した。 この結果、ポールはポイントを上積みすることができず、上位8選手に入ることは不可能となってしまった。一方、同日には「RACE TO TURIN」12位だったS・チチパス(ギリシャ)が初戦を突破。最終戦出場に向け望みを残している。 ロレックス・パリ・マスターズ開幕前の「RACE TO TURIN」は以下の通り。 ■1位…シナー [出場権獲得] 10,330ポイント ■2位…アルカラス [出場権獲得] 6,710ポイント ■3位…A・ズベレフ(ドイツ) [出場権獲得] 6,315ポイント ■4位…Ⅾ・メドベージェフ [出場権獲得] 4,820ポイント ■5位…T・フリッツ(アメリカ) 4,290ポイント ■6位…N・ジョコビッチ(セルビア)[パリマスターズ欠場] 3,910ポイント ■7位…C・ルード(ノルウェー) 3,845ポイント ■8位…A・ルブレフ 3,720ポイント ---------出場圏----------- ■9位…A・デ ミノー(オーストラリア) 3,555ポイント ■10位…G・ディミトロフ(ブルガリア) 3,150ポイント ■11位…T・ポール [パリマスターズ1回戦敗退] 3,135ポイント ■12位…S・チチパス[パリマスターズ1回戦突破] 2,975ポイント