夜の六甲山に「ひかりの森」 現代アートを鑑賞・体験 芸術祭関連、24日まで土日に2会場で
夜の自然に囲まれ、光や映像を使った現代アートを鑑賞・体験できる「ひかりの森-夜の芸術散歩」が24日まで土日曜の午後5~8時、神戸・六甲山上のROKKO森の音ミュージアムと六甲高山植物園で開かれている。 【別カット】高橋匡太さんの作品 六甲山の観光施設に作品を展示する芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」の関連イベント。京都府在住のアーティスト高橋匡太さんと岐阜県出身で東京在住のアーティスト竹中美幸さんが出展している。 高橋さんの「ひかりの実in SIKIガーデン」は、笑顔の描かれた果実袋に発光ダイオード(LED)を入れて木々に取り付け、優しい音楽とともに温かみある情景をつくり出す。果実袋の絵は9月のワークショップで神戸市内の小中学生らが制作。5千個の光を前後期に分けて2500個ずつ展示する。 高橋さんは「キラ★キラ★キラリー-夜の絵具を探せ!」という体験型アートも企画。来演者が園内5カ所の「光の泉」を巡り、光のかけらを集める。子どもから大人まで楽しめる仕掛けという。 竹中さんの「Tiny Shadows」は、植物園で採集した植物の影を35ミリフィルムに記録し、作品化した。 芸術祭は24日まで。販売中の鑑賞パスポートは当日3千円(4歳~小学生1200円)。「ひかりの森-夜の芸術散歩」が楽しめるナイトパス付きは当日4千円(同1700円)。事務局TEL078・891・0048 (山岸洋介)