高齢者救助の20歳表彰、福岡 「筋トレしていて良かった」
踏切内で手押し車が線路にはまり、身動きが取れなくなった80代女性を救助したとして、北九州市八幡東区の会社員蔵原純鈴さん（20）に9日、福岡県警が感謝状を贈った。手押し車ごと女性を引き寄せ、迫る列車から間一髪で救助した。蔵原さんはフィットネスジムのコーチとして働いており「筋トレしていて良かった」と笑顔で話した。 昨年12月28日昼、勤務中に車を運転していた蔵原さんが北九州市門司区の踏切で停車すると、遮断機が下りているのに手押し車の女性が踏切内で動けなくなっているのを見つけた。とっさに車を降りて遮断機をくぐり、右手で女性の腕を、左手で手押し車をつかんで一気に手前に引いた。
