水素エネルギーの地産地消 京都府が工業団地で実証事業
4年目となる今年度は、中北部地点に水素ステーションを臨時的に設置し、物流事業者と連携して北部と南部の拠点間を燃料電池トラックが試験運行する。燃料電池トラックの早期導入や府中北部への水素ステーション整備への機運の醸成をめざす。 現在調整中だが、府は北部の拠点に長田野工業団地を考えていて、再生可能エネルギーを使ったグリーン水素の製造にも着手したい考え。 府は「現時点ではまだ水素利用が進んでいるとは言えないが、3年間の実証事業を通して、企業からの理解が進み、関心も高まってきている。まずは長田野工業団地において、グリーン水素を活用した地産地消型の実用モデルの形成をめざし、水素需要の創出や供給体制の整備などに向けた取り組みを着実に進めていきたい」と話している。