“流血2アシスト”!札幌DF高尾瑠「僕のパスで武蔵君が決めたのが嬉しい」
[7.20 J1第20節 浦和3-4札幌 埼スタ] ユニフォームにも滴り落ちた血が染みついていた。前半26分、オーバーヘッドを狙ったFW松尾佑介の足がヘディングでクリアに行ったDF高尾瑠の右側頭部に入った。その場で処置が行われ、高尾は頭にテーピングを巻いてプレーに復帰した。 【写真】伊東純也ら日本代表トリオがパリ観光! サングラス&私服姿に「三つ子みたい」「まじで顔小さい」 そして2アシストの圧巻パフォーマンスを披露した。北海道コンサドーレ札幌は1点を先行して迎えた前半アディショナルタイム2分、相手DFの背後に高尾がロングパスを出すと、FW鈴木武蔵の追加点でアシストを記録。さらに後半6分にはMF浅野雄也のパスをゴール前に流し、MF駒井善成の得点もアシストした。 試合後も右目上を腫らせた状態で登場した高尾だが、怪我については「全然大丈夫。プレーにも影響?大丈夫でした」と気丈に話した。それよりも「武蔵君はガンバでも一緒で苦労したのを分かっていたから、僕のパスで武蔵君が決めたのはすごく嬉しかった」と昨季までの2シーズンをG大阪でプレーした僚友とのホットライン開通を喜んだ。 もともとは右SBや右WBを主戦場としてきた高尾だが、今季は3バックの右に入ることが多い。最初は戸惑うことも多かったが、徐々に慣れてきたという。「監督のサッカーは魅力的なので、そこはだんだんと分かってきた感じはします。やっと僕の力も出せて、チームも勝ててうれしい」。残留圏と勝ち点10差の最下位と厳しい状況が続く札幌だが、徐々にではあるが、チームは上向く気配をみせている。